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mihonakanishiのブログ

名古屋 カウンセラー

異業種が公認心理師の資格を取る意味

現任心理職では無いけど、公認心理師を看護師が持つ意味はあまり無いかなぁ、、と

常々思い、モヤモヤした気持ちも忘れかけていたけど、、

 

精神科治療学と言う本に

岩井圭司医師が(公認心理師への期待と不安と提言と)というお題で、とても立ち止まりたくなる文面を寄稿している

 

社会福祉学看護学といった対人援助学を学んだ後に臨床心理学を修めるというのも,それはそれで意味があるように思われる。筆者としては,学部で心理学を学んでいない者にも公認心理師資格をとれる門戸を開けておいた方が,公認心理師に豊かな多様性をもたらすように思うのだが,如何だろうか。

 

例えば、、パニックでドキドキし、不安な人が最近胃の調子が悪くて食欲がないし、、と相談を受けた時に、よく良く聞いたら貧血があり内科受診しているが、処方された薬が合わず断薬していると解った時に、、また、ドキドキがパニックだけじゃないかも、、と内科的治療を早期に再開する事を促す

 

看護師なら多分、貧血治療の鉄剤は胃部不快症状をもたらし、食欲無くなりますよねと共感しながら、服薬出来ていない事で貧血の悪化を懸念して、貧血により動悸や息切れ、フラつきは、大丈夫か?と質問すると思う。

 

相談員なら、家族状況を把握しながら8050になるリスクが無いか?ヘルパーの利用はどうか?社会的孤立は無いか?と潜在的ニーズや日常生活の困難さにも目を向けると思う

 

社会福祉士精神保健福祉士なら障害年金の相談に乗り、相談支援基幹センターや地域活動センターと繋がり、社会資源の活用を促すかもしれない

 

精神疾患患者は家族も問題を抱えているケースが多い

 

岩井圭司医師は、寄稿文で

ケアカンファレンスでスーパーバイザーに招いた臨床心理学教授が(面接室以外で心理面接を行うのは、何事か!)怒った場面は挙げて従来型の心理指導者が臨床心理的地域援助を疎外している事を書いている。

 

私自身は地域の中で看護師として勤務しこの先心理職として働くかは不明ですが、、

聞き上手、展開上手、繋がり上手である事は、どの心理職にも必要となるのでは無いかと思う。

 

 

 

 

 

 

 

入り口は本人でも家族の身体的、社会的問題にも他職種と連携し取り組める心理職になりたい。