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mihonakanishiのブログ

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ノルウェーの森と阿寒に果つ

私は読書が好きなので、国家試験勉強中は、なかなか読めなかった本を少しづつ読んでいる

 

阿寒に果つ』(あかんにはつ)https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%AF%92%E3%81%AB%E6%9E%9C%E3%81%A4は、渡辺淳一の小説は、渡辺淳一の小説

ノルウェーの森https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%81%AE%E6%A3%AE

村上春樹の小説

ですが、どちらも古く今となっては話題になる事は無いが、ヒロインが自殺する小説として比較

 

私見では、どちらも私小説に思えますが

渡辺淳一先生は、、素敵だけど、、少し40代の女性としては、亡くなったヒロインの姉と20年ぶりに会った時の冷ややかな感想が少し気になる。というか、亡くなったヒロインは、4人のどの男性から愛される10代の美しいままなわけで、比較しちゃいけないと言いながら、ヒロインの姉に対しヒロインの面影を見出せないばかりか、40代の他の女性と比較しても見劣りするニュアンスをあまりにリアルに描写し過ぎて、、、おい、おい、それは無いだろうと思ってしまう。

それでも、文学的に素晴らしいのは、筆者が10代の多感な頃に天才少女画家と揶揄された境界性人格障害気味の美少女が自分だけでは無い男性を魅力し続けた体験が、彼の女性像に生涯影響し、全ての女性は多面的であり、魔性な面を持つという重要な核に繋がる下りはやっぱり見事だし、その後の作品の全ての作品の一つ一つに投影されてる事を考えると、、、彼にとって恋愛は、最初の女性像を幾つになっても確認する手立てだった気もする。

 

 

と、長くなったが村上春樹ノルウェーの森は私が中学生の頃にベストセラーとなった。

純愛小説とか言われたが、今もその理由は私には解らない。

作品の最後にヒロインが自殺して、大学生の主人公がヒロインの友人と寂しく無いお葬式をする場面があって、友人というのが30代後半くらいの女性なんですが、、、ヒロインを弔うと同時にセックスするんです。でも、10代の私にその意味が解らなくて、、当時通っていた塾の先生に聞いたんです。

私/(あの人達おかしくなったんですかね?)

塾講師/(あ、あれは、、、生きる事を確かめあったんだと思う)

だいたい心に引っかかっても、そんな事解るわけじゃ無いのが10代だし、でもちゃんと真面目に答えて頂いた事に今は感謝してるし、本当にそうだと思います。

生きる側は、色々と折り合いをつけて前に進まないといけないし、死者と時々対話しながら別な世界で生きてくしかないんだなぁと思います。